屋根や外壁リフォームを行う方法には様々なものがありますが、
その中でも「塗装」リフォームは、簡単にできるメンテナンスです。
しかしながら、注意しないと不具合が発生し、 雨漏りなどの症状や塗膜剥がれが起きやすくなります。
そこで、今回は屋根塗装のリフォームで起こりやすいトラブル事例、
またトラブルを回避するための方法について解説します。
屋根塗装で起きやすいトラブル6選と回避方法
それでは、屋根塗装で発生しやすいトラブル事例をいくつかご紹介します。
主なトラブルは下記の様なものがあります。
トラブルその① 縁切りがされておらず雨漏り
屋根塗装で多いトラブルとして、縁切りをしておらず雨漏りするケースです。
屋根材同士の重なり部分には、排水や調湿のための隙間が設けてありますが、
塗装でこの隙間が埋まり、屋根内部の湿気や水が排出できず雨漏りします。
<回避方法>
縁切り作業もしくはタスペーサーという部材で、屋根の隙間を確保することが重要です。
必ず塗装業者に上記作業や部材を取り入れているか確認しておきましょう。
トラブルその② 雨漏りの原因が分からないまま塗装する
雨漏りの詳しい原因が分からず、表面的な補修で塗装のみを行ったが、
結局改善されなかったというトラブルも多くあります。
そうなってしまうとリフォーム費用も非常にもったいないので要注意です。
<回避方法>
念入りに原因の特定を行ってくれる業者を選びましょう。
雨漏りの原因を調べる方法には目視だけでなく、散水調査、 発光液調査、赤外線調査などの様々な方法があります。
こうした調査を追加で依頼するか、もしくは屋根内部まで確認できる葺き替え工事などにする方が良い場合もあります。
トラブルその③ 完成時の色がイメージと違う
事前に想像していた塗装の色と異なり、トラブルになるケースです。
屋根塗装だけでなく外壁塗装でも起きることがあります。
<回避方法>
事前にしっかりと色見本や時間帯による色の変化なども考慮し、色を決めましょう。
カラーシュミレーションや写真などを確認しておくと良いです。
また、広い面積と狭い面積でも見え方は異なりますので、確認しておきましょう。
トラブルその④ 安い塗料ですぐに劣化する
塗料自体のグレードが低く、すぐに塗膜剥がれや劣化を起こし、
再び雨漏りなどが発生するトラブルもあります。
<回避方法>
目安として最低でも10年程度はもつ塗料を選ぶ方が良いです。
また、業者の中には独自開発の塗料と称して、他で買った安い塗料などを勧めてくる業者などもいますので、そういった業者は避けましょう。
トラブルその⑤ 塗装工程での施工不良
業者による屋根塗装の施工不良によるトラブルも多くあります。
主には下記のような事例があります。
・3回必要な塗装工程を省いて2回で塗装
・高圧洗浄によるカビやコケの洗浄を行っていない
・下地の補修を行わずに塗装
・塗料の乾燥前に次の塗装で重ね塗り
・塗料の塗りムラや塗り忘れの発生
<回避方法>
必ずどのような工程で作業を行うか、見積書で確認しておきましょう。
そして何より、しっかりと施工してくれる業者を選ぶことが最重要です。
定期的に作業中のチェックを行い、また足場解体前の塗装のチェックで塗り忘れやムラ・不具合などがないか確認しましょう。
トラブルその⑥ ご近所の方と発生しやすいトラブル
ご近所の方に迷惑が掛かり発生してしまうトラブルにも注意しましょう。
主な事例としては下記の様なものがあります。
・塗料の飛散や臭いによるトラブル
→ 塗料がご近所の車や家に付着し汚れた、臭いで体調が悪くなった など
・騒音によるトラブル
→ 足場仮設時の金属がぶつかる音、洗浄機の音がうるさい など
・工事車両によるトラブル
→ 工事車両が邪魔で車の出入りができない など
・職人や作業員の態度によるトラブル
→ タバコやゴミのポイ捨て、集団で騒ぐ、ゴミを散らかす など
・洗浄作業で起きるトラブル
→ 高圧洗浄で隣家まで水が飛散しびしょ濡れになる など
<回避方法>
完全に防ぐのは難しいのが実情です。あらゆる発生しうるトラブルを考慮し、
工事前に事前にご近所に挨拶などを行い、説明しておくことも重要でしょう。
こちらも、このようなトラブルに備えて対策をしっかり行っている、
優良な塗装業者を選ぶことが最も大切です。ぜひ業者に確認しましょう。
トラブルの回避には優良業者を選び、自らも事例を学ぶことが重要!
以上、屋根塗装で起こりうるトラブル事例、 そしてトラブル回避のための方法について解説しました。
上記はあくまで代表的なものですので、これ以外についてもあるのが実情です。
しかし、大切なのはこうしたトラブルの対策を取っている業者を選び、 何より自分でも事例を知っておくことが大切です。
ぜひ、外壁塗装・屋根塗装の専門会社の坂下リライフにお問い合わせ下さい。