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【知って安心!】屋根塗装の相場価格と安く工事するコツを解説!

「屋根にコケや汚れが目立ってきたな・・・」

「でも、塗装でリフォームするとどのくらいかかるの?」

そんな疑問をお持ちではないでしょうか?

そこで今回は、屋根塗装で掛かる費用や相場価格、安く工事するコツも解説していきます。

本記事を読めば屋根工事の価格に関する不安や、
リフォーム時の費用を抑える方法も分かりますので、ぜひご覧ください。

一般的な住宅の屋根塗装の相場価格

まず、おおよその屋根塗装の相場価格についてお話します。

屋根塗装の費用は坪数別で見ると、下記の様な相場となっています。

・20坪(塗装面積:約25㎡) → 20~45万

・30坪(塗装面積:約50㎡) → 35~60万

・40坪(塗装面積:約75㎡) → 40~70万

・50坪(塗装面積:約100㎡) → 55~100万

・60坪(塗装面積:約125㎡) → 65~120万

日本の一般的な住宅の広さおよそ30坪~40坪での屋根塗装は、
約35万円~70万円程度(足場代込み)が相場価格となっています。

ただし、この金額は屋根の劣化の程度や使用する塗料、
屋根の広さなどによって大きく変わってきます。

そのため、必ず屋根塗装工事前には見積もりを取り、
どのような工事内容か内訳を確認するようにしましょう。

正しい相場価格を知らなかったために、法外な工事費用を払ってしまうこともあるからです。

屋根塗装工事の工程と費用の内訳

では、そもそも屋根塗装工事にはどのような工程があり、
それぞれの費用の内訳はどのくらい掛かるのでしょうか?

屋根塗装には主に下記の様な工程があります。

① 足場設置

② 高圧洗浄作業

③ 養生作業

④ 屋根材補修

⑤ 屋根塗装

⑥ 付帯部塗装

ちなみに、外壁塗装工事や防水工事も行う場合には、その2つも加えて工事を行います。

順番に解説していきますので、屋根塗装業者に作成してもらった 見積書と比較してみて下さい。

① 足場設置

屋根塗装はまず足場設置の工程から行っていきます。

外壁塗装でもそうですが、屋根塗装は高所の作業となりますので、安全性や効率性も考えて必ず足場は組み立てます。

足場代は建物の外周に高さを掛けて算出した面積と、㎡辺りの単価を掛けることで算出されます。

具体的には下記の様な計算です。

◎ 足場代 = 足場架面積 × ㎡単価

【足場架面積 =(建物外周+8m)× 高さ】

足場の単価はおおよそ600~800円/㎡が相場となっています。

さらに、下記の飛散防止ネットの価格も加わります。

◎ 飛散防止ネット代 = 足場架面積 × ㎡単価

飛散防止ネットの相場は、100~200円/㎡となっています。

そのため、最終的には下記の金額が足場代の合計となります。

◎ 足場代合計 = (足場代㎡単価+飛散防止ネット代㎡単価) × 足場架面積

② 高圧洗浄作業

足場の設置や組み立てが終わりましたら高圧洗浄を行います。

洗浄作業は既存の屋根の汚れやカビなどを落とし、塗料の密着を高めるために行います。

洗浄は下記の様に通常の水の高圧洗浄と、バイオ高圧洗浄があります。

◎ 高圧洗浄 = 100~200円/㎡

◎ バイオ高圧洗浄 = 200~300円/㎡

洗浄ではこの金額に加えて、水道代が別途かかりますので覚えておきましょう。

③ 養生作業

養生作業は使用する塗料が塗装しない箇所に付着するのを防ぐため、
シートなどで窓や車、植木や地面などをカバーする作業です。

外壁塗装でも同様になりますが、エアコンの室外機もカバーする場合があります。

室外機をカバーしたままエアコンを使用しますと、
一酸化炭素中毒になるおそれがありますので注意しましょう。

平均すると相場としては1㎡あたり300~500円が目安となっています。

④ 屋根材補修

屋根塗料で使用される塗料は主に下記の様な種類があります。

① ウレタン樹脂塗料

② シリコン樹脂塗料

③ フッ素樹脂塗料

④ 無機塗料

順番に見ていきましょう。

屋根塗料その① ウレタン樹脂塗料 耐用年数:4~7年

下地となる屋根材にひびや割れが入っていますと、それを補修してから塗装を行わなければいけません。

屋根材の補修に関しては、瓦屋根やスレート屋根といった屋根材の違いで、
補修に掛かる相場価格も変わりますので覚えておきましょう。

今回はスレートの場合の屋根補修費について見ていきます。

よくある補修の相場価格は下記の様になっています。

・ひび割れ補修   相場価格:5,000円~/枚

→ スレート屋根に入ったひびを接着材で補修します。

・スレート差し替え 相場価格:10,000円~30,000円/枚

→ 割れてしまったスレート部分を、新しいものに交換します。

・棟板金交換    相場価格:5,000円~/㎡

→ 錆びてボロボロになった棟板金などを、新しい板金に交換します。

屋根材の部分的な補修に関しては、屋根材一枚あたりの単価になることがあります。

広範囲の補修ですと、1㎡あたりの単価で計算されますので注意しましょう。

⑤ 屋根塗装

屋根材補修や洗浄作業が終わりましたらいよいよ屋根塗装です。

屋根塗装は使用する塗料や屋根面積によって価格が変わります。

まずは塗料別での相場価格からご紹介します。

主に使用される屋根塗料の相場は、下記の様になっています。

(価格は3回塗装を行った場合の合計金額です)

・シリコン樹脂塗料(耐用年数5~8年)  相場価格:2,000円~3,000円/㎡

・ラジカル制御型塗料(耐用年数8~14年) 相場価格:2,500円~3,200円/㎡

・フッ素樹脂塗料(耐用年数15~20年)  相場価格:3,700円~5,000円/㎡

・光触媒塗料(耐用年数15~20年)    相場価格:4,200円~5,000円/㎡

・無機塗料(耐用年数20~25年)     相場価格:3,500円~5,700円/㎡

基本的には上記の塗料別の金額に、屋根の広さを掛けることで、屋根塗装の費用は算出されます。

ただし、別途塗装での雨漏りを防ぐために、タスペーサーと呼ばれる、
屋根材同士の隙間を確保する部材を使用することがあります。

そのため、塗装代金とは別で下記のタスペーサーの金額も加わります。

◎タスペーサー代 = 300~600円/㎡

⑥ 付帯部塗装

最後に付帯部の塗装についてです。付帯部とは雨戸や雨どい、笠木や幕板、
軒天や水切りといった屋根や外壁以外の細かい部分を指します。

外壁と同じ様に、付帯部も屋根塗装を行う場合には、
一緒に塗装することがありますので、相場価格は覚えておくと良いでしょう。

付帯部塗装の相場は下記の様になっています。

・雨樋塗装 500~1,200円/m

・破風塗装 1,000~1,300円/m

・軒天塗装 1,200~1,500円/㎡

・雨戸塗装 2,000~4,000円/枚

・庇塗装  2,000~3,000円/m

・戸袋塗装 2,000~3,500円/枚

こちらも使用する塗料などにより金額が変わることもありますので、

必ず見積書を確認して、分からないことがあれば担当者に聞きましょう。

ポイントとしては、付帯部塗装として全てまとまった金額ではなく、

各部材別に塗装費用の明細がしっかりと確認できることが重要です。

屋根塗装工事を安くするためのコツ

屋根塗装工事は様々な工程があることが分かりました。では、安く抑えるための方法はあるのでしょうか?

ポイントとしては下記の様な点があります。

1.外壁や付帯部も塗装する場合には、屋根塗装と一緒に行う

→ 一緒に行うことで足場代を節約することができます。

また、職人や作業員の人件費も削減できますのでおすすめです。

2.火災保険が適用できないか確認する

→ 保険によっては水災、風災、雪災などと認定されれば、補修費が保険金でおりることもあります。

3.相見積もりを行う

→ 他社でも見積もりを取っていることを伝えれば、価格競争で多少の値引きをしてくれるかもしれません。

4.長期的な視野で見て塗料を選ぶ

→ 安い塗料は初期費用こそ安く済みますが、すぐに塗装が剥がれて、また塗り直しの費用が掛かる可能性もあります。

屋根塗装工事は相場と見比べて適正価格か確認しましょう!

以上、屋根塗装工事の相場価格や安く抑えるためのコツについて解説しました。

屋根塗装工事にも多くの工程があり、相場もそれぞれ異なることが分かりましたね。

大体でも構いませんので、相場については知っておくと、法外な費用請求を出された時に気付くことができます。

ぜひ、本記事を参考に屋根塗装を検討してみて下さい。

この記事の作成について

有限会社 坂下リライフ

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執筆:坂下リライフ専属WEBライター/1級建築士
執筆補佐・監修:有限会社坂下リライフ

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